興味が湧かない仕事との向き合い方

全ての人が自分の好きな分野・興味のある分野の職業に就けるとは限りません。
あまり興味のない分野の職業でも仕事と割り切って成果を出す必要があるとは言え、なかなか成果を出せずに悩む人も多いでしょう。

実は人間の脳は興味のある分野とそうでない分野で発揮するパフォーマンスが大きく異なると言われています。当然、興味のある分野の方が記憶力・理解力などが大きく向上するので仕事にもプラスの影響を与えます。

その一方で、苦手なものを好きになるのは容易なことではありません。しかし作業の方法を工夫すれば興味があると脳に錯覚させる事は可能だと言われています。

そのオススメの方法として紹介したいのが、作業の単純化。
これは簡単な作業や確実にできる作業を繰り返し、成功経験を積む方法です。難易度が低い作業であっても成功経験を積み重ねれば、苦手意識が少しずつ薄まり興味が湧いてくるものです。例えば学校の授業について行けない高校生に小・中学生レベルの確実に解けるテキストを取り組ませて興味を持たせる方法がありますが、それと同じ方法論です。

もう1つオススメの方法は、苦手な物を知ること。
実は興味が持てない原因は単に知識不足や慣れていないことが原因という可能性もあります。そのため苦手な物に関する情報収集をしたり、ハウツー本を読むだけでも苦手を克服し、興味を持つキッカケとなります。
これは、人やモノに接する頻度が増えるほど、その対象への印象も良くなるザイオンス効果という心理学の理論と似たような部分があるといえるでしょう。
このように興味のない分野でも興味を持てるようになる方法はあるため、ぜひこれらを活かして仕事の成果に繋げていきましょう。